相場分析　3月8日（金）

今日の指数は、高寄り下落を見せるレンジ相場を形成しました。前場は昨日の米国株式市場でのNVIDIAの強さの影響を受けて大幅に高寄りましたが、寄り付き後はテクノロジー株の活発な推進により指数は上昇レンジ相場にあり、一時的に40000円近くまで上昇しました。後場は円高の影響を受け、外国資本が大量に売り出しを開始し、輸出関連銘柄が弱含みとなり、指数は急速に下落しました。引けはレンジ相場で、最終的に29688.87円で終了し、90.23円（0.23%）上昇しました。

セクターでは、33の業種のうち20が上昇し、13が下落しており、建設、銀行、鉄鋼業種が最も上昇しています。一方で、航空運輸、輸送機器、陸運業種が最も下落しています。市場は大きく分岐しており、前期に強い勢いを見せた大型株は今日、指数を有効に支えることができませんでした。また、ハイテク株の強さも外国資本の売り圧力の下で指数を支えきれず、市場は引けにかけて弱気相場に入りました。

全体的に見て、指数は今日、高く始まり低く終わりましたが、上昇しても高値のトップが形成されており、後場は弱気のリトリートを続けると見られます。今日の外資の売りは指数にとって良いニュースではなく、一度外資が撤退する雰囲気が形成されれば、市場にとって大きな打撃となります。操作上では、弱気の状況ではすぐにポジションを清算し、強気の銘柄で利益がある場合は、高値で利益を実現するべきです。高値で保有する株は、値上がりを待つことです。